初辰さん

天かすおにぎりって美味しいですね。
狛ぞーです。
天かすが余ってたので、塩昆布、紅生姜、きざみネギ、麺つゆ少々を加えておにぎりにしてみたんですが、なかなかに好評でした。

今日は用事があって住吉さんに行ったんですが、偶然にも初辰でした。


せっかくなので、御社まわってご祈祷してもらってきました。

初辰参りをざっくり説明すると、まず種貸社(たねかししゃ)へお参りして種籾を1粒もらいます。
それから楠珺社(なんくんしゃ)へお参りすると、種籾を稲穂に代えてくれます。
それを持って浅沢社(あさざわしゃ)へ。ここの神様にもお参りしたら、最後は大歳社(おおとししゃ)へ。
最後の大歳社でお参りすると、稲穂を御神米に交換してくれます。
御神米はこんな感じ。
この御神米を普通のお米に混ぜて食べるんだそうです。

これでミッションコンプリート。
一粒の種籾が最終的にはお米になるという、なんとも面白い参拝スタイル。
これを48回繰り返すと満願成就。

初辰なので、平日ですがたくさんの人出でした。
出店も色々あったのであちこち見て歩いてたんですが、なぜか鴨と遭遇。

グイグイ来る鴨。
「わぁ可愛い〜!」とか言うてたら、貰ったばかりの守護札に付いてた稲穂齧られました。
さすが住吉さんの鴨…侮れん。


余談ですが『神社仏閣』なんて一緒くたにされがちですが、神職とお坊さんはスタンスが全く違うらしい。
お坊さんは『仏様の弟子(だから修行をする)』で、神職は『神様の世話係』なんだそうです。
神主さんとか宮司さんは『毎日神様のお世話をして、人々の願い事を神様にお伝えする係』だし、巫女さんは『お世話係&歌舞音曲で神様を喜ばせる係』
なんかムニャムニャ言うてるなぁという印象がある祝詞も『今風の言葉でお願いしても伝わりづらいから、神様がより解る言葉(古い日本語)に通訳してる』ということ。
だから日本の神様にお願い事をする時は、より具体的に言葉にした方が良いんだそうですよ。
ただ、言葉にすればなんでも良いって訳ではないので、神様にかなった作法と言葉を知ってる神職が必要になるんですね。

この豆知識ですが、神職ではなく何故かお坊さんから教わりました。


ちなみに『社』は神様の家で、『御鈴(ガラガラってするやつ)』はインターホンみたいなもんだそうです。
今日は参拝者が多かったし、引っ切り無しにピンポンピンポンされて神様もさぞかし大変やったやろなぁ。
私やったら多分ブチ切れてるわ。

来月の初辰もお休みなので、また神様のとこにピンポンピンポンしに行こうと思います。

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